
"冷え"にはこちら
コラム
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冷えと生理痛の関係
2020/05/08
女性を悩ますものの一つに「生理痛」があります。
体の機能の一つとはいえ、感じ方も症状も他人とは異なり、なかなか人に相談しづらかったり価値観が違ったりなどは悩みのタネです。
そんな悩ましい症状が少しでも緩和する手助けができればと思い、このコラムでは対処法的ではありますがご紹介していきたいと思います。
一言に「痛み」といっても個々によって感じかたは様々です。
人によって程度は違いますが、起き上がれない人からまったく感じない人、若年世代で痛みが激しくても出産をすれば収まったり、閉経前から痛みを感じるようになる人まで。
一概に生理痛といっても痛みの感じ方や周期など異なるのです。
また一概に痛みといっても、しくしく痛む、鈍器で殴られているような痛みなど感じ方も様々。
そのため、同性であってもなかなか分かりあえない……なんてことも珍しくありません。
最近はPMS(月経前症候群)といって、生理の3-10日前に起こる症状などもTVやCMで取り上げられていますね。
ホルモンの分泌量や自律神経などの乱れにより起こると考えられていますが、主たる原因は不明とされています。
このPMSは生理になると消失すると言われていますが、中には生理期でも続く人がいます。
このPMSの主たる症状は倦怠感、イライラ、肌トラブル、肩こり、注意力の低下、睡眠障害などといわれており、またこのほかにも症状は違います。
ホルモン分泌などはコントロールが利きませんので、思ってもない感情に本人も振り回されていることも多いのです。
生理痛は痛みのもと「プロスタグランジン」という生理活性物質が分泌されることによって、子宮が収縮することで発生します。
収縮によって不必要になった子宮内膜をはがして排泄されますが、このときプロスタグランジンの量が多いと痛みを感じるといわれています。
人によって痛みの感じ方が違うといわれているのは、このプロスタグランジンの量に個人差があるからです。
生理痛のメカニズムで書いた通り、プロスタグランジンによって子宮が収縮することにより痛みを感じます。
内臓の収縮はなにも、生理活性物質だけで起こるものではありません。
子宮を含めた内臓の収縮は「冷え」などによっても起こりえます。
人間の体は体温よりも気温が高ければ、汗をかいて体温を下げれるように血管を拡張させます。
逆に体温よりも気温が低ければ血管を収縮させ、熱量を上げ、体温を逃がさないようにします。
アイスクリームなんかを食べたとき「キーン」となることがありませんか?
あれは体温が急激に下がることによって、血管が一時的に大きな収縮を繰り返し熱を上げようとすることで起こる頭痛といわれています。
つまり生理痛でも同じことが言え、内臓が収縮するということは血管も収縮するということなので、慢性的に冷えをもっているとより痛みを感じやすくなるといえます。
「冷え」は冷たい食べ物を常食する、薄着で過ごす、汗をかいたまま処理をしない、お酒や清涼飲料水、カフェイン配合飲料などを良く飲む、貧血などがあります。
体を冷やさないように過ごすことはとても大切なのです。
根野菜は土の下で成長をすることにより、無駄にエネルギーを使わないようにできています。
冬は気温が低く、生命維持に必要なエネルギーの消費が激しい時期ですが、土の中は保温に優れ、根野菜自身効率よくエネルギーを作り逃がさないようにできています。
食事で摂取することで、根野菜のよいところを取り入れることができるので体を冷やしにくくなります。
香辛料といえば独特な辛み成分。とくに生姜やにんにくは、血行促進を改善してくれる成分があることで有名ではないでしょうか。
生姜・にんにくは体を温めてくれる効果が期待ができ、冷えや風邪など体を温めたいときの漢方・生薬として用いられます。
アルコールとポリフェノールが含まれているブドウを使用している、赤ワインは血行促進の改善が期待できます。
北欧では風邪をひいたとき、赤ワインを温めて「ホットワイン」として飲む習慣があるそうです。
ブドウは比較的寒い地域で栽培されることが多く、ワインも寒い地域が特産品として扱われています。
寒冷地で育つ果物は根野菜と同様に実を守るため、糖分(エネルギー)を蓄えて寒さに耐える性質があります。
同じお酒でも、体を冷やさないようにするなら赤ワインをお勧めします(ただし、飲酒は20歳を超えてからです)
たまごはタンパク質が豊富でエネルギー源・栄養源としても優秀です。
そのため滋養強壮や栄養源として日本でも用いられています。
風邪のときは玉子粥やうどんなどで食べた記憶がある人もいるのではないでしょうか?
栄養源としていれているのに加えて、卵は消化が良いと言われているので風邪などで弱っているときに適しているといえる食材です。
また卵は鉄分も豊富に含まれているため、血液の材料になりやすいです。
貧血になりやすい方は1日1個取り入れてみるのもよいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
夏は暑いのでどうしても薄着や冷たいものを摂取しがちです。
しかし暑いからと言って冷たいものばかり取っていると、余計に痛みを助長する可能性があります。
食べる際は量や時間帯などを決めておくとよいでしょう。
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◆◇◆冷え性って?◇◆◇
冷え性とは、特に定義はされていないが、四肢末端や上腕部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚されているような状態のことです。
冷え性は、いわゆる体質的な部分だけでなく、生活習慣のなかで冷えにさらされることの積み重ねが原因になることがあります。このことを、東洋医学では「積冷」と呼びます。エアコンの普及や衣服・食生活の変化、それに夜型の生活やストレスの増大も影響して現代人は冷えを感じやすくなっています。
冷え性というと冬を連想しますが、冷房の効いた現代では夏の冷え性も多く見られます。外の暑さで汗をかき、冷房が効いた室内で冷やされ、汗が乾くときにも熱が奪われて冷え性の原因となってしまうというパターンもあります。これに、冷たい飲み物をガブガブ飲む、暑いからと浴槽に入らずにシャワーで済ませるといった夏の生活習慣も、冷え性を招きます。
女性の7割が冷え性、男性の約1割の方が冷え性を辛いと感じているようです。
男性の冷え性の原因は、運動不足による筋肉の減少やストレス過多、生活習慣病による動脈硬化などが関わっているケースが多く見られます。特に高齢者では動脈硬化が進み、血行が悪化した結果として冷え性が起こることも多いです。
◆◇◆食生活を見直そう!◇◆◇
冷え性を防ぐためにも身体を温めてくれる作用のある食事を心がけましょう。血行促進・発汗作用のある唐辛子は細かくするほど辛さを感じやすくなるので、細かくしすぎないように。乳製品と一緒に摂ると辛さが和らぎます。食べ過ぎは消化管の粘膜を傷つけてしまうので注意。ビタミンEを含むアーモンドや植物油は血流を良くする効果もあります。
入浴時に湯船に入ることも効果的です。特に半身浴が効果的で、38〜40度のお湯に20〜30分じっくり浸かることで身体の芯から温まります。熱すぎない温度が重要です。入浴前後は脱水を防ぐためにコップ1杯程度の水分補給をしましょう。
◆◇◆おすすめ食材◇◆◇
【しょうが】
血行促進作用!生姜をすりおろして使う場合は、食べる直前にすりおろすのがオススメ!
◆◇◆簡単1品レシピ◇◆◇
【乾燥しょうが】
材料
・生姜 お好きな量
生姜の皮を軽くスプーンでこそげとる。オーブンを120度に予熱しておく。
生姜を1〜2o幅にスライスする。天板にクッキングシートを敷き、生姜を重ならないように並べ、120度で40分焼く。
紅茶やスープに入れるだけで温まります!
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