むくみに負けない食生活

2020/06/02

朝起きたら足がむくんでいた・・・。顔がむくんでいた・・・。夕方になって足がむくんでいた・・・。なんて経験ないでしょうか?
むくみの原因・・・それは実は意外なところにあるかもしれません。このコラムでは、むくみの原因とともに気をつけて欲しい習慣などをご紹介していこうと思います。

(むくみの原因)
そもそも「むくみ」というのは、浮腫(ふしゅ)のことを指します。長時間同じ姿勢を維持するなどの動作がなく血管を圧迫する状態が続くと、老廃物や水分が静脈やリンパの同じところにたまったままになり、最終的に皮膚の下で貯留することによりおこります。
また、運動不足が続くのもむくみの原因になりやすいひとつです。筋肉は体を動かしたり支えたりするだけでなく保水能力ももっています。筋肉は細胞が多いので水分をたくさん保有することが出来ます。筋肉が少ないと保水能力も低くなり、むくみやすくなります。
せっかく補給した水分も保水能力が落ちてしまっていては、排出されるまで体内に溜まったままになってしまいます。

(むくみやすい生活習慣)
むくみやすい原因にはいろいろありますが、生活習慣も深くかかわっています。むくみやすい人はこんな生活に心当たりはないでしょうか?

@運動不足
前述でもお話したとおり、運動不足に陥ると筋肉の保水量が減少するのと、心臓へ血液を戻すためのポンプ機能がうまく働かずにむくみやすくなります。運動は定期的にしていますか?
運動をすることで血液の流れが良くなり水分もたまりにくくなります。ある程度筋肉を維持することは、健康を維持するのに必要不可欠です。
A 冷え
ガンガンの冷房や真冬でも冷たいものばかり食べていませんか?夏場は冷房、冬場は冷気などにより体が冷えます。身体が冷えると血液の流れが一時的に悪くなるので水分もたまりやすくなります。定期的に体を冷やさないように体を動かしたり、温かいものを摂取するなどの工夫が必要です。また、寒くなるとのども乾きにくくなるので定期的に水分は摂るようにしましょう。
B過度な運動
激しい運動を長時間していませんか?長時間したあとアフターケアをきちんとしていますか?
過度な運動は筋肉を著しく損傷させます。もちろん、食事でとるタンパク質が筋肉を補修・増強させますが十分にタンパク質やカロリーを摂取しないと、筋肉が損傷したままになるのでむくみの原因になりやすくなります。筋肉はポンプ機能も担っているので、むくみを起こさないためにもアフターケアをきっちりしたいところですね。
Cアルコールの多飲
毎日アルコールは飲むけど、日中にあまり水分を摂取していないなんてことありませんか?
アルコールは水分を吸着して、体外に排出する「脱水作用」があります。水分が過度に排出されると血液濃度が高くなり、血液バランスが崩れることでむくみを起こしやすくなります。アルコールを飲んだあとは、同量の水分を摂取するなどして翌日むくみを起こさないようにしましょう。


いかがでしたでしょうか?むくみというのは様々な原因によっておこりますが、運動不足や冷えなどの生活習慣によって起こることが大半です。むくみをとるマッサージも期待ができますが、あくまで一時的な対処法でしかありません。生活習慣を改善してむくみにくくなるようにしましょう。

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