疲れを吹き飛ばしたい食生活
2020/04/21

疲労はさまざまな影響を及ぼします。
特に内臓疲労は、精神的にも身体的にも影響が大きい疲労です。
内臓疲労とは
・ストレスや冷え
・暴飲暴食
などにより、内臓(特に肝臓)に長期間負荷がかかることで起こる疲労のこと。
内臓の処理能力が追いつかなくなると、体の疲労回復に必要なエネルギーやビタミンの生成ができないので、寝ても疲れがとれにくくなります。
「疲れたら栄養ドリンクを飲む!」という方も多いですが、あくまで栄養ドリンクは一時的なものでしかありません。
長期的に栄養ドリンクを服用している方は、早急に内臓疲労の回復をおススメします!
1.アルコールを控える
肝臓は体に害があるものから処理をしようとします。
とくにアルコールは取りすぎると、肝臓が処理仕切れず、二日酔いや翌日の疲れとして残ってしまいます。
アルコールを飲んだ日は、同量の水分をとったり食事をしっかりとることを心がけましょう。
2.ビタミンB1をとりましょう
疲労回復目的の栄養剤などにはビタミンB1は糖質を分解し、エネルギーにするのを助けてくれるビタミンです。
ビタミンB1は特に豚肉や玄米に多く含まれて居ます。
糖質とビタミンB1がしっかり取れていると、エネルギーが十分につくられるので、エネルギー不足にならず疲労回復に役立ちます。
3.冷たいものをとりすぎない
アイスやジュースなど冷たいものが多くなると、内臓が冷えてしまい体内活動が悪くなります。
そのため、体内の温度を上げようとして余分にエネルギーを使い、疲れやすくなります。
また、体の中から熱が奪われると、体全体の冷えにもつながります。
筋肉の収縮がうまくいかなかったり、末端冷え性の原因にも。
対策として、常温か人肌程度で飲むことをおススメします。
豚肉には糖質代謝を促進してくれるビタミンB1と、タンパク質代謝を促進してくれるビタミンB6が豊富に含まれています。
最近疲れやすいなと思う人は、積極的にとりましょう!
よくお酒のおつまみとして、枝豆や豆腐などが出るかと思います。
もちろんお酒をおいしく飲めるだけでなく、メチオニンとよばれる必須アミノ酸がアルコールの代謝を助けて、肝臓の負担を軽くしてくれる効果が期待できるからです。
飲んだ日は、貝の味噌汁が飲みたくなったりしませんか?
アルコールは利尿作用により、通常よりも体外へ水分を排出しやすくします。お酒を飲むと、トイレが近くなりますよね。
また、肝臓は体に有害な物質であるアンモニアを分解し、尿素に変えて排泄してくれる役割がありますが、トイレが近いと、本来有害であるアンモニアを尿素に換える速度が遅くなります。
アルコール分解を優先することによりアンモニアが溜まっていき、肝臓が疲労すると、この排泄機能が低下してしまいます。
貝に含まれるオルニチンという成分は、この溜まったアンモニアを体外に排泄しやすくしてくれます。
貝の味噌汁が飲みたくなるのは、アルコールによる脱水を補うためだけではなく、オルニチンを補給して肝臓の疲労回復をはかることも期待されているからです。
いかがでしたでしょうか?
肝臓の疲労は体全てに不調を及ぼします。
休肝日を設けたり、栄養を十分に摂って、普段はたらきすぎな肝臓をいたわってあげましょう。