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コラム

授乳期について

2019/12/07

◆◇◆授乳期って?◇◆◇

 授乳期とは、分娩後から離乳までの、乳児に乳を与える期間のことです。妊娠中はおなかの赤ちゃんや体重管理のために、バランスの良い食生活を心がけていたと思いますが、授乳期も同じです。

 母乳育児には様々なメリットがあり、世界保健機構(WHO)が推奨しています。母乳には赤ちゃんが成長するために必要な成分が含まれています。三大栄養素といわれるタンパク質、脂質、炭水化物のほか、ビタミン、ミネラル、ホルモン、酵素などの生体物質がバランスよく含まれています。

 産後1週間以内に出る初乳には、特定の病原菌の感染やアレルギーから赤ちゃんを守る免疫物質も含まれています。

 産院でも母乳が出るように積極的に指導しているところも少なくありませんが、母乳の出方は人それぞれです。出産後に母乳が出にくかったり、母乳授乳が出来ない事情があっても、粉ミルクでも赤ちゃんはちゃんと育ちますし、お母さんの母体も回復します。あまり神経質にならずに、「母乳で足りなければ粉ミルクで足せばいい」と頭の片隅においておきましょう。

 

◆◇◆妊産婦のための食事バランスガイド◇◆◇

★1日に何をどれだけ食べたらよいかが一目でわかる!

 授乳中に、何をどれだけ食べたらよいかを判断するための参考として、「妊産婦のための食事バランスガイド」があります。これには、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの料理区分を基本として、1日に摂取する料理の組み合わせとおおよその量が分かりやすく示されています。毎日の献立の参考にしてみましょう。

母乳育児中は、通常時よりも+350kcal/日のエネルギーが必要です。350Kcalはご飯山盛り1膳分くらいなので、3食に分けると気持ち多めにするくらいの量になります。

 

◆◇◆おすすめ食材◇◆◇

【あさり】

カルシウムやカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルが豊富!ビタミンB12もたっぷり含有されています!

 

◆◇◆簡単1品レシピ◇◆◇

【あさりとキャベツのレンジ蒸し】

材料(2人前)

・あさり:200g ・キャベツ3枚

・パプリカ:1/2個 ・酒:大さじ2

・バター5g

あさりは塩水につけ砂をしっかりはかせる。キャベツは一口大にちぎる。パプリカは2cm角に切る。大きめの耐熱皿にキャベツ・パプリカ・あさりの順に置き、酒を回しかけバターを中心に置く。ふんわりとラップをかけ600Wで8分。あさりが開いたら完成。

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