コラム
ダイエットを助ける食生活
2020/04/22

ダイエット、やったことはありますか?
「色々試してみたけど・・・はぁ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ダイエットは掲げる目標や設定によって、行動や食事が変わってきます。
今回は食事に関するダイエットについてみていきます!
話題になったあのダイエット、本当は・・・?
「炭水化物制限ダイエット」一時話題になりましたね。ごはんを食べない!パンも麺も食べない!というあれです。
たしかに、エネルギーの大部分である炭水化物を抜けばやせやすいでしょう。しかし!それは健康的なやせ方とはいえません。
炭水化物を抜くとどうなるかというと・・・
体内A「ごはんが入ってこない!エネルギー源がない!困った!」
体内B「ごはんがないなら脂肪やたんぱく質を使えばいいじゃない」
→痩せる・・・しかしその後・・・
体内C「筋肉や脂肪が足りなくなってきた・・・」
体内D「脳みそにエネルギー(糖)が届かない・・・頭が働かない・・・」
と、このようなことが起きます。
痩せはしますが、デメリットも大きいので、おすすめしません。
じゃあ何をすればいいの?
食事をメインにダイエットを目指す方にして欲しいことは、まず食生活の改善です。
あらゆるところで聞く言葉ですね!具体的にどうしたらいいのか見ていきましょう。
1.お菓子のかわりを用意する
お菓子の食べすぎはもちろんNG。生活習慣病のきっかけにもなりかねません。
ですが、いきなりお菓子断ちをするのはストレスがたまってしまいます。
そこで代替的に使って欲しいのがダイエット食品!
最近はダイエット食品もバリエーション豊富♪ おからクッキーや玄米ビスケットなどなど、選ぶ楽しみもあります。
食物繊維が豊富なものも多いので、便通の改善も期待できます。
もちろん、おいしいからと食べすぎには注意です!
2.不溶性食物繊維をとる
不溶性食物繊維とは、水に溶けない食物繊維のこと。便秘解消によいとされています。
この食物繊維は、腸内で水分を含んでふくらみ、不要なものを絡めとって体外へ出してくれます。
根野菜などの硬い野菜に多く含まれていますよ。噛み応えもあるので、満足感も得られやすいですね^^
ただし、摂りすぎると便がでにくくなり、逆に便秘の原因になることも!
3.野菜をしっかり取る
なぜ野菜かというと
・ビタミンやミネラルをとる
・食事のかさを増やす
・かむ回数をふやして満足感を得られやすい
といったメリットがあるから!
1日に350g摂取することが目標とされています。(これは厚生労働省が健康づくりをする上で定めている摂取量です。)
ちなみにこれは生野菜の状態での350g。
葉物野菜は加熱をすることにより、かさを減らすことができます。
またスムージーのようにすると視覚的に減ったように感じますので、普通の食事でとれないという人はおススメの方法です。
※市販の野菜ジュースの中には糖分が多いものもありますので、飲みすぎには注意してください。
4.タンパク質を上手に摂る
ダイエットをする上で、意外と摂取しなくなる栄養素としてタンパク質があります。
なぜ、ダイエットをするとタンパク質の摂取が少なくなるか・・・。
まず食事制限をしようとすると、みなさんはまず何を禁止しますか?糖分と脂分ではないでしょうか?
脂分が多いものの代表格として、まずお肉を思い浮かべるのではないでしょうか?
たしかに肉・・・とくに牛肉や豚などは脂分が多いですね。
ですが脂分の多いものは同時にタンパク質も多いのです。
毎回、肉類ばかりならある程度摂取量を減らさなくてはなりませんが、極端に減らすとタンパク質摂取ができなくなり、一緒にとれるはずの動物性の鉄も摂取できなくなります。
植物性のタンパク質・・・たとえば、豆腐などの豆製品だけでタンパク質を補おうとしても、植物性のタンパク質や鉄分は動物性の食品に比べると体内吸収の効率が悪く、貧血になることも考えられます。
肉や魚などの動物性タンパク質を減らす場合は、ほどほどにしましょう。
5.炭水化物は午後7時くらいまでにしましょう
夜遅くにカップラーメンや甘いものを食べていませんか?
炭水化物は食べるタイミングによって、脂肪になりやすい食品です。
食べてすぐ寝ると牛になる・・・。なんていわれますが、これには理由があるのです。
寝る1〜2時間前にカロリーの高いもの食べてしまうと、寝るときはたくさんのエネルギーを使用するわけではないので、脂肪としてエネルギーを蓄えようとします。
それが習慣化してしまうと、メタボの原因や生活習慣病の原因になります。
仕事が遅くなって食べる時間が遅くなる人もいるかと思いますが、その場合は炭水化物だけは午後7時くらいまでに摂取して、あとからタンパク質を摂ることをおススメします。
いかがでしょうか?
食生活は生きていくうえで切り離すことの出来ない習慣です。
極端になにかを減らしたり増やしたりするのではなく、バランスよく食事をすることが大事。
このコラムが皆様の参考になることを願っています。