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メタボリックシンドロームについて

2019/12/07

◆◇◆メタボリックシンドロームって?◇◆◇

 生活習慣病の代表ともいえる高血圧や脂質異常症、糖尿病などの発症・悪化には内臓脂肪の蓄積が強く影響しています。

 内臓脂肪が過剰に溜まっているとこれらの生活習慣病になる可能性が高くなり、いくつかのものを併発する可能性もあります。それぞれの病気が軽症であったり、病気と診断されていない予備群だとしても、動脈硬化が急速に進むことがわかっています。このような状態をメタボリックシンドロームといいます。

 メタボは自覚症状が少なく、血圧や血糖値、血清脂質(コレステロールなど)といった検査値はそれほど悪くないことも少なくありません。そのためつい放置してしまいがちなのです。しかし、メタボをそのままにしておくと動脈硬化が年齢相応よりも早く進行し、その結果、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気になったり、その後遺症で不自由な生活を強いられる危険性が高まります。

 生活習慣の改善を主とした治療を行うことこそ、様々な因子を同時に解消・軽減できる最も効率の良い治療法です。

 

◆◇◆生活習慣を見直そう!◇◆◇

★過食・運動不足を改善して、メタボなんて言わせない!

 メタボの原因の内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて運動することで減少しやすいことが分かっています。特に有酸素運動で効果が現れやすいため、まずは一日一万歩歩くことを目指してみてはいかがでしょうか?他にもジョギングなども効果的ですが、運動は開始20分後から効果が現れやすいためがんばりましょう。

そして内臓脂肪が蓄積している原因はなんと言っても過食です。食べすぎ飲みすぎを控えて適切なカロリー摂取を心がけましょう。

その他に、禁煙も大切です。心血管疾患、動脈硬化発症リスクを低下させるためにも禁煙をしましょう!

 

◆◇◆おすすめ食材◇◆◇

【納豆】

 植物性たんぱく質には血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。

1日1パック程度を目安に取り入れましょう。

 

◆◇◆簡単1品レシピ◇◆◇

【納豆の小松菜和え】

材料(2人前) 

・納豆 1パック

・小松菜 150g

・だし汁(かつお) 小さじ2

・薄口しょうゆ 小さじ2

小松菜は塩少々(分量外)を加えた熱湯で色よくゆで、冷水に取って水気を絞り、長さ2cmに切る。納豆にだし汁としょうゆを入れて混ぜ合わせる。

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