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コラム

離乳食期について

2019/12/07

◆◇◆離乳食期って?◇◆◇

 離乳とは、母乳または育児用ミルクなどの乳汁栄養から離乳食を与え始め、幼児期の食事に移行する過程を言います。

 離乳期の間に赤ちゃんの食べる機能は、乳汁を吸って飲み込むことから、食べ物を噛み潰して飲み込むことへ発達します。また、食べる食品の種類や量も多くなり、献立や調理の仕方も変化していきます。

 離乳の開始とは、なめらかにすりつぶした状態の食べ物を初めて与えた時を言います。生後5、6ヶ月頃が適当です。発達の目安としては、「首がしっかりすわっている」「支えてあげると座れる」「食べ物に興味を示す」「スプーンなどを入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)」などが上げられます。

 成長の目安は、成長曲線のグラフに体重や身長を記入して、成長曲線のカーブに沿っているかどうかを確認しましょう。

 離乳の進み具合、成長の仕方には個人差があります。お子様の様子を見ながらあせらずゆっくり進めましょう。

 

◆◇◆楽しい食事を♪◇◆◇

★離乳の食事のポイント!

 離乳食は食欲を促し、規則的な食事で生活リズムを整え、食べる楽しさを体験していくことを目標とします。

 離乳の開始では、子どもの様子を見ながら1さじずつ始め、母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ飲ませます。アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始めていきましょう。離乳が進むに連れ、1日2回食、3回食へと食事のリズムをつけていきます。

 「いろいろな食品の味や舌触りを楽しむ」「家族と一緒の食卓を楽しむ」「手づかみ食べで自分で食べることを楽しむ」というように、食べる楽しさの体験を増やしていきましょう。

 はちみつは乳児ボツリヌス症予防のために満1歳までは使わないでください。

 

◆◇◆おすすめ食材◇◆◇

【鶏ささみ】

 離乳中期頃から食べられます。脂肪分が少なく、吸収率もよく、離乳食に欠かせないタンパク質源です。

 

◆◇◆簡単1品レシピ◇◆◇

材料

・鶏ササミ:20g ・きゅうり30g

・マヨネーズ:大さじ1

・いりゴマ:小さじ1/2

鶏ササミは火が通るまで茹でて細長く割き、きゅうりは千切りに。いりゴマとマヨネーズを和えて完成。

※このレシピは生後12ヶ月頃を目安です。分量はお子様の状態に合わせてください。大人は塩コショウで調整してください。

 

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